電車で、前に座っていた女性がかぶっていた毛糸の帽子が、素敵だったので、どうやって編むのか、考えてみました。絵に描くと下図のような感じでした。色は淡いブルーグリーンで、模様はメリヤス編みの表編みと裏編みが、2段か3段毎に交互に繰り返されている単純なものですが、それが斜めになっていました。だから帽子の縁から輪状に編んだものではないのです。
平行四辺形に編んで行って、左右の辺のうちの一つを帽子の縁にするんだな、というところまではわかりましたが、てっぺんの所をどうやってまとめるのかわかりません。やりながら考える事にして、下図のようなイメージで作っていこうと始めました。
帽子の高さを45cmにしようと作り目を計算して開始。表面を編むときに、編み始めで2目1度の減らし目を、編み終わりでKfbで1目増し目をします。模様は、メリヤス編みの表編み3段と裏編み3段を繰り返す事にしました。裏編みで増し目をする時にはKfbのかわりにPfbをします。
編んでいる縁が帽子の周囲になるので、これが帽子の希望周囲長になるまで編み続けます。今回は、53cmとしました。下の写真が編んでいる途中です。
編んでいる縁が、53cmになったら、伏せ止めして、この伏せ止めと作り目を、面倒ですが、綴じ合わせます。これで円筒形に出来上がります。増し目した縁の方が綺麗に出来上がっているので、こっちを帽子の下縁にします。反対側の縁が帽子のてっぺんになるので、この4ヶ所を真ん中に寄せて、針に付けた毛糸で縫いわわせてしまいます。これで完了。
下を折り返してかぶります。
これで折り返しが5cmぐらいになりますが、10cmぐらいになった方が格好がいいので、作り目は45cmでは不足でした。60cmぐらいにした方が良かったようです。斜めになる分を考慮しないといけなかったのです。てっぺんをうまくすぼめる方法は結局わかりませんでした。が、4ヶ所真ん中に寄せるこの方法でも悪くはありませんでした。
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