ボタンスループルオーバーSpringLACE(その3)

ヨークの編み直し

編み直して、レース模様を46段編んだところです。そろそろ身頃の幅も決めないといけないので寸法を測りました。ついでにこの状態でゲージを測ると、33段・22目/10cmでした。

目標サイズは、からだにフィットさせるためやや小さめに、バスト83cm(=後身頃41.5cm)、袖周り30cm、脇の下深さ20cmとします。

後身頃は、41.5-37=4.5cm不足、つまりあと4.5×2.2=10目必要。片側で5目。
袖周りは、30-26=4cm不足、つまりあと4×2.2=9目必要。片側で4.5目=5目。
片側であと5目増やすには、あと10段。
この時、脇の下で、袖の目を休めて胴体を輪編みにするのですが、レース模様がうまく繋がるかチェックします。
現在の段から、ラグラン線の片側で5目増やすためにあと10段編むと、下図のような状態になります。赤字が11段目です。偶然ですが、模様がうまく繋がります。下の図は、前後身頃のつなぎを表していますが、袖のつなぎでも同じになります。これも偶然です。
例えば、4目増やせばいい場合には、8段編むので、そうすると下図のようになって、2目足さないと模様がうまく繋がりません。
さて、あと10段編むと、脇の下の深さは、10/3.3=3cm増えるので、14+3=17cmとなります。20cmは欲しいので、あと3cm10段増やして20段編む必要があります。この20段で身頃と袖で片側5目増やすには、増し目の頻度を2段に1度から4段に1度に下げればいいわけです。
さて、66段まで編んだところです。寸法は、だいたい予定通りになっていましたので、ここで袖の目を別糸に休めながら前身頃と後身頃をつなげます。

袖を分けてから、さらに胴体を6段編んだところです。モデルと比べるとこんな感じです。襟ぐりが角ばっている以外は、まずまずの出来です。トルソーは日本の9号バスト83cmです。


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