脇の下
襟まわり
ここで、胴体を編み進むのは簡単なので後回しにして、襟周りを先に仕上げます。トップダウンのセットインスリーブでは、後ろ襟から作り目をして編み始めるのでこれをえぐることが出来ません。今回は、薄地のメリヤス編みなのでトルソーに着せると、写真のように自然にひっくり返っています。なかなかいいカーブです。
そこでこれを、無理のない範囲でひっくり返して、編んでる糸でしつけてみました。編み地が薄いので、二重になってもさほどモコモコしません。これで襟ぐりを決めてしまいます。
仕付け糸だけでは、折り目がハッキリしないので、アイロンで軽く蒸気を当ててから、折り目の位置で目を拾います。測ってみたら、襟ぐりの前が40cm、後ろが26cmだったので全周で66cmでした。ユニクロのが42+25=67cmなのでほぼ同じです。襟はゴム編みでもいいのですが、夏物なのでセーターっぽさをなくすため、ガーター編みにします。
後ろ襟の裏返した縁が丸まってた(左図)ので、2cmピッチでとめ(右図)ました。
後ろから見るとこんな感じです。裏返した部分のモコモコは、まあギリギリ許される範囲でしょうか。
胴まわり
バスト83cmから、ユニクロに合わせて、ウェスト72cm、ヒップ80cmになるようにウェストシェイプしながら、胴体を編み進みます。脇の下から裾までの寸法は、42cmなので、160段(周)とみて、56段絞り、50段平行、54段増やし、とします。脇の下の延長線片側について、絞りは7段毎に2目減らし、を8回繰り返し。これで片側16目減ります。つまり片側で6cm、周で12cm減ります。増やしは11段毎に2目減らし、を5回繰り返します。これで片側10目増えます。つまり片側で4cm、周で8cm増えます。