もう片方の袖
編み図なしで編んではいますが、袖は2つあるので、先に編んだ袖の編み方をメモしておいて、あとの袖が同じ編み方になるようにします。通常なら、何周編んだか、減らし目を何周目で入れたか、というのを正確にメモしておいて、それをトレースします。
今回の場合だと、袖口から80目拾ったら、8段(周)編んで引き返し編みに入るとメモし、さらにその引き返し編みの手順を、下図のようにメモします。模様編みは5目で1組なので、80目だと模様が16組出来ます。それを袖口の正面からみた図で表し、どこの模様まで編んで引き返す(wrap&turn)かを赤線で表します。反時計回りの線は裏編みになります。最後の(一番外側の)破線は伏せ目です。
胴体
袖が終わったら、何本も出ている端糸を縫い込んで、見えないようにしておきます。そして胴体の続きを編みます。今回は、下図のようにウェストシェイプさせました。やらなくってもいいです。一番下の5cmが裾まわりで、模様編みを入れます。
絞る2cmは5目なので、10cmで5目減らすためにはには、7段毎に減らし目を入れる必要があります。輪編みでなく折り返し編みで、しかも奇数段毎となると、裏編みの時にも減らし目をする事になります。
減らし目は脇の下の延長線の両側で入れますが、目の傾きが向き合うようにするには表編みと裏編みで全部で4種類の減らし目が必要です。結構ややこしいので下図に整理しました。日本での言い方も対比のため載せました。ちなみに、「左上」とは「左の目が上に来る」、「裏目の」とは「裏から編んだ時に表目が」、という意味なんですね。
それぞれの編み方は、リンクをみてください。
さて、実際に編んだ減らし目の写真です。左右の減らし目がきれいに内側を向いています
裾まわり
裾まわりは、袖の模様編みと同じものを入れます。ガーター編み6段、模様編み4段、ガーター編み6段、で最後に伏せ目をします。模様編みは5目1組なので、全目数が5の倍数でないと模様がピッタリ入りませんが、中途半端になってもあまり気にせずに。
編み終り
編み終りました。あとはボタンをつければ完成です。トルソーにはボタンの代わりにピンで留めました。女性もので、しかも袖が短いと、あっという間に終わるので嬉しいですね。出来上がりも割とイメージ通りにできました。襟ぐりがちょっと大きかったかもしれません。これをもっと小さくしたいのなら、前身頃の襟側を、今回は最初に7cmほど増し目せずにまっすぐ下にさげてからカーブさせましたが、それを例えば3cmにして早めにカーブさせてください。
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