超簡単!トップダウンでメンズベスト(その2)

50段編んだところで、後ろ身頃の幅を測ってみると、40cmありました。肩のあたりでは予定の38cmだったのに大きくなっています。編み始めは手がきついからでしょう。そこで袖ぐりの幅を1cm小さくして6cm11目とします。それで袖ぐりのカーブを下図のように決めました。
このカーブを始めるのは脇の下から11段手前からなので、計算すると64段目からになります。そこでメモに、増し目をする段に三角のマークを入れておきます。
56段目まで編んだところで身頃の目数を数えてみました。後ろ身頃が79目、左前身頃が36目、右前身頃が36目でした。珍しく前身頃の左右が合っているので前身頃での増し目ミスはなかったようです。後ろ身頃は、予定より1目多いことになります。作り目を間違えたのだと思いますが、問題にはなりませんので無視します。
Vネック部の最後の増し目段までの増し目の予定はあと3回なので、片側3目増えて前身頃は片側で39目になり両側で78目となり後ろ身頃と一致します(後ろ身頃が1目多いですが)。なので予定通り63段目で前後身頃を繋ぎます。
63段まで編んだところです。このまま編まずに左前身頃の目を右針に通します。
通し終わったところです。
ここで、次の段(64段目)で前身頃をどう繋げるか考えておきます。左右の前身頃の編み始めの目を表目にしたか裏目にしたかで、ここは色々なケースになります。私の場合下の図のようになりました。一番下のラインが63段目の状態です。白丸は端の目です。次の段で端の目を2目1度で編んでつなげますがこの時この目を表目で編んでも裏目で編んでも模様がうまく繋がりません。今回は、裏目にして、以降このつなぎ目は裏目で続けていくことにします。なので、センターに裏目で線が出ることになりますが、それがデザインということにします。
さて、前身頃を裏返します。下の写真のようになります。写真の右側、つまり左前身頃の袖ぐり側から64段目を始めます。中央を先ほど決めたように2目1度でつないで端まで編んだら、右前身頃についている糸は切ります。2目1度した目の両側にマーカーを入れておきます。
64段目の前身頃を編み終わったところです。
続けて後ろ身頃を編んで64段目の終了です。65段から脇の下のカーブを作る増し目に入ります。メモに三角を付けた段で増し目を入れます。増し目は前後身頃の両サイド(編んでいるブロックの両端)の端の目の1目内側に入れます。1段当たりで4個になります。
70段まで編んだところで、チョット不安になりました。脇の下のカーブを始める前に気が付けばよかったのですが、メンズで袖ぐり深さが20cmでは小さすぎると思われます。22cmぐらいにしたいところです。64段目まで編み戻して、増し目なしを6段(2cm)編んでからカーブの増し目に入ればいいのですが、寸法を測ったら標準ゲージよりもチョット大きめに編めていたので、下図のように、71段からの増し目の頻度を各段にせずに、2段毎に変更しました。
下の写真は77段まで編んだところです。もう1段で21.5cmぐらいにはなりそうです。
78段目で輪編みにします。スタートの位置(左側脇の下)でカギ針を使って右針に8目の作り目をしてから後ろ身頃とつないで編み進みます。右側脇の下も同様にして前身頃とつなぎます。途中の鹿の子編みは前の段の目を見て間違えないように注意してください。
次の段(周)では脇の下の8目の鹿の子を編むときには、右側の4目は右からの目の順の続きで、左側の4目は左からの目の順の続きで編んで下さい。もし4目目と5目目の間で鹿の子模様がつながらなくなっても気にしないで、今後の注意を喚起するためにそこにマーカーを入れておいて下さい(下の写真)。
あとはこのまま、好きな長さまで編んで伏せ止めして終了です。私は、脇の下から40cm編む予定です。
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