ここで寸法を測ります。
肩からの高さが15cm。袖周が27cm。後ろ身頃幅が48cmでした。自分用なので目標はそれぞれ、25cm、34cm、58cmとします。足りない分をゲージで割りもどして、必要な目数や段数を決めると下図のようになります。
図で水平の線になっている6目は、身頃では作り目、袖では拾い目にします。
結論としては、あと36段を身頃と袖を一緒に編んでいくわけですが、身頃には6段ごとに1目の、袖には最後の3段全てに1目の、増し目を入れます。
図の左側に書いた数値はこれから編む段を表していて、増し目を入れる段をマーク(○△)しておきます。編みながら数字を消していけば増し目を入れ忘れません。
上の写真は37段(表)を編んでいるところで、袖の目を別糸に休めて、針先に12目の作り目をしたところです。
このあとは後ろ身頃に編み繋ぎます。(下の写真)
下の写真は38段編んだところの左側半身です。あとは胴体と袖を編み延ばすだけです。もう出来たも同然。
篠原 (土曜日, 29 6月 2019 10:23)
はさみさん
コメントありがとうございます
お役に立ててとても嬉しいです
最近ペースが落ちていますがこれからも続けていきます
はさみ (土曜日, 29 6月 2019 04:45)
はじめまして。
小学生サイズのセーターを編みたくて編図を探すもなかなか見つからず、、、編み図が無くても編めるセーターはあるかな…と探しているうちにこちらのサイトにたどり着きました。
作り目や増し目の組み合わせによって、襟ぐりのデザインにどのような効果をもたらすのか、論理的な解説が分かりやすく、 各記事毎に新しい発見があり、とても面白くて勉強になります。
気づけば過去ログから一気読みしておりました。
こちらのおかげで、英文パターンの編み図に挑戦したり、編みたい糸から編みたいものを考えられるようになりったり、編み物の幅を広げることができました。ありがとうございました。
篠原 (月曜日, 12 2月 2018 09:06)
みーきさん
コメントありがとうございます
実はこの作品、最初から糸がもたないかもしれないと思っていて、脇の下から5cmぐらい編んだら先に両袖を編んで残りの糸で胴体を編み、足りなかったら別の糸で編んでバイカラーにしようと思っているのです。トップダウンだとこういうことができますよね。
みーき (日曜日, 11 2月 2018 19:40)
更新楽しみにしておりました、
やはり最新式トップダウンは袖つけのラインがより自然できれいですね!
肩下がりや衿ぐりの前後差もきちんと表現されていて驚きです、ぜひ挑戦してみたいです。今回も途中経過を写真だけでなく細かい図でも解説されているので本当に参考になります、ありがとうございます。
ところで、トップダウンの利点、私は毛糸の残量に合わせて丈を調整出来る点も、とてもいいと思ってます。裾から編み始めると丈をあまり長くすると襟ぐりまで毛糸が持つのか心配しながら編んだり、もしかして半袖かもと心配したりと安心して編めなかったりするのですが、トップダウンだとそこらへんの目安が立てやすく、心穏やかに編めるのです。
今回、早くも脇で前後の見頃が繋がって、山場を抜けましたね。「もう出来たも同然。」という台詞、大好きです(^^)。